山留め壁の水平変位測定は、通常、設計値から設定する管理基準値と対比し、山留め壁の安全性を管理するために実施します。測定方法には、埋設型傾斜計による自動測定と、挿入式傾斜計による手動測定とがあります。 いずれの場合も、山留め壁にガイド管(鋼製角パイプ75mm×75mm)を取り付けますが、埋設型傾斜計は、山留め壁設置後に計器埋設を行います。
切梁軸力、グラウンドアンカー軸力測定は、通常、設計値から設定する管理基準値と対比し、支保工の安全性を確認するために実施します。 切梁軸力には表面ひずみ計、アンカー軸力にはセンターホール型荷重計を使用します。
計測には主にワイヤー式変位計を使用します。掘削前に、測定位置にボーリングを行い、測定ワイヤーの先端に固定した水圧式アンカーを挿入します。 地上からアンカーに水圧を加え地山に固定させた後、頭部に変換部(検出器)を設置します。不動点を、最下端のアンカーと考え各点の変位を算出します。
計測には水圧計を使用します。測定箇所にボーリングを行い、測定深度に水圧計を設置します。 ボーリング孔は通常孔壁を保護する目的で塩ビ管を挿入します。測定値は水圧として検出されるため、設置深度を乗じて水位に換算します。
このシステム設置には万全を期しますが、あらゆる不測の事態(落雷・豪雨による水没・事故等)による未然防止に100%保証するものではありません。 ご使用の際はこの件を御理解の上、ご使用頂きます様お願い致します。 尚、上記、不測の事態等によりシステム破損、不具合が生じた場合のシステム復旧には別途料金が掛かります。
1.現場設置データ収集用パソコンより電話回線を使用しデータ転送を行なう場合は回線状況により遅れる場合があります。
2.警報はデータ収集用パソコンにて警戒値(任意設定)を超えた場合に発報します。
3.安定したデータ提供を行う為、電源100vの確保をお願い致します。