光る斜面崩壊検知センサ杭
設定値以上の傾きを検知して、リアルタイムにLED回転灯を作動します!工事騒音により警報を聞きづらいことがある現場でも見てわかる、光る斜面崩壊検知センサ杭!



特長

このシステムは、センサ端末とLED回転灯および電源をプラスチック杭に一体化し、斜面の変状発生を現場の作業員に視覚的に知らせ警報を発します。
センサ杭と回転灯を一体化。
簡単設置ですぐに計測開始。
どこで変状が発生しているか視覚的にすぐわかる。
ハンディタイプの送受信機を使用し、データ収集も可能。
回転灯は充電式の電池で作動させているため、半年に1回充電することで繰り返し使用可能。
機能

センサ端末(TMX410S2)とLED回転灯とその電源をプラスチック杭に内蔵し、斜面の変位の発生を現地の作業員に、視覚で知らせ警報するものです。
杭の傾きをセンサ端末で連続的に計測し、設定したしきい値以上の変化があった場合、杭の頭部に設置した回転灯が作動します。
また、送受信装置とPCを用いて、現地でセンサ端末のデータ収集及び設定変更等を行うことができます。
- 杭を打ち込むだけで設置が出来るため、危険場所での作業時間を短縮できます。
- 杭にセンサ端末、回転灯(警報装置)、電源が一体となっているため、特別な配線工事や設置工事が不要です。
- 「異常発生時(しきい値を超えた場合)」は、回転灯(警報装置)の発光で確認できます。
- 斜面の異常を、視覚でリアルタイムに作業員に知らせることができます。
- 電源である電池を交換することで、何度でも、長期間にわたり使用できます。
- 交換が必要な電源は、センサ端末及び回転灯用の電池のみであるため、交換作業が容易です。
- 回転灯用の電池は充電可能で繰返し使用できます。(~6ヶ月連続稼働)
- 回転灯が作動した時は、電池の充電を行って下さい。
- センサ端末の電池は、約2年間稼働します。
- 送受信装置とPCで、センサ端末のデータを無線で収集できます。
- 受信局(計測小屋)を近傍(150m以内)に設置出来れば、自動収集も可能です。
光る斜面崩壊検知センサ設置の流れ

設置方法は、まず、岩盤の場合は削孔した孔の中に杭本体の下部500mmを差し込み隙間にモルタル充填、土砂の場合は杭を打ち込みモルタルで根巻きし固定します。
その後、杭本体の所定の収納部位にセンサ端末、乾電池、杭頭に回転灯を取り付けるという簡単なものです。
設置時に無線センサ端末の電源を入れることで、すぐに計測を開始できます。
設置間隔は地盤条件や傾斜具合により異なりますが、概ね20mピッチとなります。
構成図(一体型)

- センサ端末TMX410S2を利用。傾斜角および衝撃検知によりID信号を出力(有線で回転灯を起動)
- 90角×900㎜のプラ杭の上部に収納。
- 90角×900㎜のプラ杭を打ち込み(400~500㎜位)、コンクリートで根巻し、固定する。
- キャップ上部に90mmφの回転灯を設置。
(視野角360度 視認距離50m)。
- 回転灯専用電源は、充電式電池(単3:4本)を使用。
・充電式電池は、6ケ月で電池充電。
・回転灯作動時は、その都度、電池充電。
- センサ端末は電池内蔵(約2年間稼働)。
- 動作タイミング
「異常発生時(しきい値を超えた場合)」

※送受信装置はオプション品となります。
送受信装置(オプション)を使用したデータ収集
データ収集ソフトの概要(画面例)
- センサ端末には最大511個のデータ(傾斜角度、ステータス、温度、X軸AD値、Y軸AD値
Z軸AD値、 電界強度)を保存することができます。
- センサ端末に保存したデータは、送受信機(USBケーブルでPCに接続)で、無線(見通し
150m)で収集することができます。

データ収集ソフトの概要(設定変更画面例)

光る斜面崩壊検知センサ杭のよくある質問
- ログデータの取得間隔は最小で何分ですか?
- 最小間隔は、30分となっております。
センサ端末に511個のデータが保存可能ですので、30分取得の場合10日と15時間30分まで保存可能です。以降は古いデータから上書きされていきます。
- 閾値設定は最小何度から設定できますか?
- 2度が最小設定となります。2度から0.1度刻みで設定できます。
- 光る杭センサーは何本まで対応可能ですか。
- 12本までです。ただし、PC1台にソフトを複数インストールは出来ませんが、PCを2台ご用意頂ければ最大24本まで対応可能となります。 ※その際の、送受信装置は1台を各PCに付け替えてご使用頂けます。

