計測精度±0.02°の高精度な監視を実現!山留め壁の変位測定に必要な精度での監視・発報が可能です。

山留め計測システムはレンタル先の現場でガイドローラ型傾斜計、必要に応じてひずみ計を使用して、測定データをモバイル回線でクラウドへ送ります。PC、スマートフォン等により遠隔地から容易にデータを監視することが可能です。

の特長

山留め計測システムの特長は、山留め工事における形状変位と切梁への荷重計測を高精度で行い、24時間のクラウド管理を可能にした点です。
レンタルしたその日から、測定結果を遠隔地からモニタリングすることができます。

ひずみゲージなどのセンサー類から測定結果をひずみ測定器に有線で送信し、さらにデータロガーを経由した先では無線通信にてクラウド上に送信されます。
管理者は遠隔地からでもPCやスマートフォンなどの各種デバイスを通じて、変位状況を確認することができます。

山留め計測システム システム構成図

多段式傾斜計

山留め計測システムは土留め壁などの構造物や、地すべり地盤などの変状警戒に適しています。
傾斜変位を深度に応じて測定・クラウド管理することで、崩壊への備えとなります。

山留め計測システム 多段式傾斜計

山留め工事に現場において、H鋼の深度別変位は多段式傾斜計により計測され、
切梁に取付するジャッキの軸力は、ひずみ計により計測されます。





の機能紹介

山留め計測システムは高機能な側面として、「±0.02°」の測定精度を備えています。より細かい数値で計測・監視を行いたい場合に最適です。
レンタル構成品の中にはセンサー類としてひずみゲージ式変換機が含まれており、これらから取得した結果をひずみ測定器を用いることで、高分解能での測定を可能にしました。

ひずみ測定器本体は30チャンネルまで接続が可能です。また、外部スキャナを接続することにより、MAXで1000チャンネル(50チャンネル単位)までの測定ができます。

山留め計測システム ひずみ測定器

UCAM専用クラウドロガーデータ伝送盤

計測した変位データを、オンライン上のサーバへ伝送する装置です。
ノイズカットトランスを介してひずみ測定器本体への給電が可能です。

山留め計測システム データロガー


の用途

山留め計測システムは山留め工事におけるリスク管理の用途で多くレンタルされています。山留めの変位や周辺地盤に対する影響などをいちはやく検知し、リスク回避に役立てることができます。
導入すれば山留め工事の現場で、万が一の異常値にも早期に気づくことができるようになります。その他には、高精度な測定を利用してベント傾斜にも利用が可能です。

山留め計測システム 設置事例





の機器仕様
ひずみ測定器
メーカー (株)共和電業
型式 UCAM-60
電源 AC電源専用機/DC電源専用機
消費電流 AC100V:約0.5A以下
DC12V:約4A以下
測定チャンネル数 本体 最大30
外部スキャナ接続時 最大1000
使用温度範囲 0~50℃
使用湿度範囲 20~85%RH(結露しないこと)
寸法 W327×D365×H88(mm)(突起部除く)
質量 約5kg
UCAM専用クラウドロガーデータ伝送盤
メーカー エコモット(株)
型式 SCM-100A
電源 AC100V
消費電力 約30VA
通信方式 LTE(KDDI/docomo)
UCAMインタフェース RS-232C
ノイズ対策 ノイズカットトランス使用
使用温度範囲 -10~50℃
使用湿度範囲 20~85%RH(結露しないこと)
寸法 W400×D200×H500(mm)(突起部除く)
質量 約7kg