は コンクリート打設時に、材料が型枠の隅々まで届いているか、また締固めが適正かを判定できる監視システムです。目視では掴みにくい充填状態をリアルタイムで確認し、品質と作業効率の両立を支えます。
ジュウテンミエルカ | ジュウテンミエルカ+α |
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コンクリート充填・締固めの見える化 | コンクリート充填・締固め管理に加え、温度取得により発現強度まで把握可能 |
1枚のセンサシート上に複数の検知領域を配置し、打設スパン全体を効率良くモニタリングします。ピンポイントセンサを併用すれば、複雑形状や狭小部にも柔軟に対応できます。水中・陸上いずれの環境でも使用可能です。
※シート状センサはジュウテンミエルカのみ対応です。(+αは非対応)
各検知点の信号を1本のケーブルへまとめる構成により、従来の煩雑な配線を圧縮。準備時間の短縮と現場段取りの改善につながります。
ジュウテンミエルカ+αは温度センサを内蔵し、充填・締固めの監視と並行して温度情報を取得。収集した温度・時間データから発現強度を見積もり、施工から養生までを一体的に管理可能です。
厚さ0.6mmの薄型構造で断面への影響を最小化。粘着テープで容易に固定できるため、凹凸面にも追従して設置が可能です。標準仕様は山岳トンネル覆工を想定し、全長13mのシートに11か所の検知部を約1m間隔で配置しています。現場条件に応じて、シート長や検知点数の変更も柔軟に対応可能です。
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鉄筋・鋼材が密集してシートタイプの適用が難しい部位、または特定位置のみ確認したい場合に向く単点センサです。小型で柔軟、狭いスペースにも取り付けやすく、温度取得に対応した仕様も選択できます。
センサからの信号を受信し、充填および締固めの進行状況を即座に画面へ表示するユニットです。最大11チャンネルを同時に監視可能で、表示色と点灯数によって状態を識別できます。
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モニタ画面(図1)では、青セルの点灯数を基準にセンサ接触状態を判別します。
充填の検出後は強度見積を自動開始し、温度・時間データから有効材齢を算出します。結果はグラフまたはリストで確認可能です。
※国土交通省告示第503号 準拠
外部機器とのデータ連携に対応しています
シートセンサ用HUB:最大3本のシートセンサを同時に接続可能な中継ユニットです。設置方向が異なるセンサからのデータも、1台のレコーダーでまとめて管理できます(最大11CH対応)。
取得データはクラウド上に保存され、グラフ表示やCSV形式でのダウンロードにも対応しています。現場ごとの打設状況確認や報告資料の作成にも活用できます。
PC/スマートフォンから遠隔でも状況を即時に確認。複数レコーダーの情報は一画面で集約表示でき、充填・締固めの完了タイミングも自動記録されます。
▼メリット
取得データを既存システムへ送信し、現場ごとの情報を一元管理できます。
▼メリット
連携する情報
・基本情報(ユーザのI D 、現場名、端末情報)
・センサデータ
・センサの閾値設定
レコーダーで取得したデータは、チャンネル番号と計測時刻ごとに整列され、表形式で充填・締固めの結果を確認可能です。
判定は配色で表現され、白=空気、青=水、灰=コンクリート、黄=締固め作業中、緑=締固め完了 として区分されます。
記録データはUSBメモリに自動保存され、付属のExcelツールを用いて解析・グラフ化できます。
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全長10.5mのスパンを11区間(1〜11CH)に区分して充填状況を確認。断面方向にもセンサを配置し、打上げ高さの把握に活用しました。
免震レトロフィット工法による基礎補強で、高流動コンクリートの注入過程を継続監視し、作業完了判定の根拠として用いました。
タイプ | 78095 コンクリート充填締固め管理ジュウテンミエルカ |
78096 コンクリート充填締固め管理ジュウテンミエルカ+α |
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型式 | 充填検知:MJ011
充填・締固め管理:MJ012 海水用充填検知:MJ011M 淡水用充填検知:MJ011T |
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サイズ | L:13(m)×W:30(mm)×T:0.6(mm)
※カスタマイズ可能 |
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チャンネル数 | 11CH ※カスタマイズ可能 |
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重量 | 510g | - |
使用温度・湿度範囲 | 0~40℃、5~85%RH(結露なき事) | - |
充電時間 | 220分 ACアダプター使用 | - |
備考 | センサの材質、検知部の形状は予告なく変更となる場合があります。 | - |
タイプ | 78095 コンクリート充填締固め管理ジュウテンミエルカ |
78096 コンクリート充填締固め管理ジュウテンミエルカ+α |
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型式 | 充填検知:MJ011
充填・締固め管理:MJ012 海水用充填検知:MJ011M 淡水用充填検知:MJ011T 温度センサ付充填検知:MJ011P+α 温度センサ付充填締固め検知:MJ012P+α |
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サイズ | L:65(mm)×W:30(mm)×T:0.6(mm)
※センサの種類により多少異なります。 |
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標準ケーブル長 | 5m、10m、20m | |
ケーブル径 | MJ011P、012P、011PM、011PT:Φ2.6(mm)
MJ011PO、012PO:Φ4.1(mm) |
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重量 | 2g ケーブルを除く |
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使用温度・湿度範囲 | 0~40℃、5~85%RH(結露なき事) | |
備考 | ピンポイントセンサ仕様時はピンポイントセンサ用HUBが必要になります。
センサの材質、検知部の形状は予告なく変更となる場合があります。 |
タイプ | 78095 コンクリート充填締固め管理ジュウテンミエルカ |
78096 コンクリート充填締固め管理ジュウテンミエルカ+α |
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型式 | 充填検知・充填締固め検知:MUDR100C
海用 充填検知:MUDR100CM 淡水用 充填検知:MUDR100CT |
充填検知・充填締固め検知・コンクリート強度測定:MUDR100+α |
サイズ | 280(mm)×220(mm)×130(mm)
※突起部を除く |
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重量 |
2.8㎏ |
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使用温度・湿度範囲 | 0~40℃、5~85%RH(結露なき事) | |
測定チャンネル | 11チャンネル | |
表示 | 本体LCDモニタ | |
計測時間 | 1チャンネルあたり約0.1秒 | |
センサ・レコーダー間接続ケーブル | 標準5m、専用の延長ケーブルにて100mまで延長可能 | |
記録時間 | 最大24時間 | |
データ記録 | 内部メモリに最大10データ記録 | |
外部 | ・USBメモリにCSV形式で出力可能
※解析結果をMicrosoft Excelで表示および保存可能 ・アナログ出力(シリアル通信)可能 ※他の機器と連携させる際にご活用いただけます。通信方式はUART(5V)、転送速度は115200bpsです。 データ形式は「yyyy/mm/dd,hh:mm:ss,CH1のlevel,CH2のlevel,…,CH11のlevel,e」となります。(末尾にはデータの終端を表す信号として“e”を書き出します。) |
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電源 | AC100V(アース付) |