NETISや情報化施工を使用した技術提案で総合評価対策に
計測時間2秒コンクリート面をハンマーで叩くだけの非破壊検査装置
NETIS登録番号:HK-060013-V(※2017年掲載終了)
「コンクリートテスタ CTS-02」は、表面の劣化・はく離を測定するとともに、独自の研究により表面劣化の影響を受けにくいコンクリートの強度推定を実現しました。測定結果は従来のハンマータイプの非破壊検査装置に比べ、格段に精度を増しています。パソコンでデータを出力、加工もできるので報告書の作成も容易です。簡単かつスピーディな測定方法で現場の作業を効率化し、徹底したデータ分析を実現する待望の非破壊検査装置です。
ハンマーで表面を軽く打撃するだけで、測定結果の数値がすぐに表示されます。1回の測定時間は約2秒で連続的に測定ができます。
測定範囲(100×100mm)を設定し、その面積内で約30回の打撃を行い、平均値を推定値とします。コンクリートの種類をあらかじめ登録すると、推定強度が表示されます。
調査対象区間をブロックに分けて打撃します。測定点間の距離を一定としておくと、パソコン上の処理により、強度情報の分布状態を等高線表示できます。
剛性の高いハンマーでコンクリートを打撃すると内臓センサーで打撃力波形が得られます。打撃力波形は、図(1)のように二つの部分に分けられ、前半はハンマーの打撃によるコンクリートの変形を示し、表面劣化やはく離が反映されます。また、後半はコンクリート内からの反発を示し、コンクリート事態が持つ強度指標が反映されます。
「コンクリートテスタ CTS-02」は、日東建設(株)と極檀邦夫先生(東海大学土木工学科助教授)、アプライドリサーチ社、境友昭博士の協力により開発されたコンクリート構造物点検装置です。ハンマーでコンクリートを打撃した際に発生するコンクリート表面変形と反発を分離することで、コンクリートの表面劣化状況、圧縮強度、はく離などの有無を計測することが可能です。
コンクリート表面をハンマーで打撃するだけなので、どなたでも簡単に計測が可能です。従来の点検方法である打音法と異なり、計測結果は、全て自動的に記録されるため客観性のある点結果が得られます。また、表面の劣化状態などに左右されないコンクリート強度が得られるような工夫がされています。