測深データの数値は+表示と-表示、それに標高値を選択することができます。
これにより潮位の影響を受けないような計測も可能です。(ディファレンシャルGPS使用の場合を除きます)
プロジェクトを作成すると、プロジェクトフォルダが作成され、設定、データなどの全てがそのプロジェクトフォルダ毎に管理されます。 データのバックアップは、そのフォルダをコピーするだけです。
任意の座標にも対応できます。旧測地系(東京データム、日本測地系)と新測地系(JGD2000、世界測地系)の使い分けが可能です。(相互変換機能はありません)
測線や逆打ち点の登録や誘導は公共座標・ローカル座標のいずれでも可能で、誘導画面表示にも反映されます。(ローカル座標を使用する場合にはあらかじめ変換パラメーターを入力しておいてください)
日本国内1~19の座標系(新旧測地系対応)はプリセットされていますが、それ以外の任意の座標系の構築も可能です。
※国外でも使えます。
NMEAフォーマットの出力ができるものであればメーカーは問いません。 使用するGPS受信機をリストから選択しますが、その中に無い場合はその他(NMEA GGK/GGA)を選択するとNMEAデータの受信ができるので対応できます。 なお、リストにあるGPS受信機をご使用の場合は自動セットアップを行うことができます。GPSのターミナルなどで設定する必要はありません。
時刻同期にマルチメディア高精度タイマーを使用。±2ミリ秒で時刻同期。
※パソコンのスペックにより、障害が起きる場合があります。その場合には通常のシステムクロックを使用してください。
GPSからの位置座標と測深機からの水深データをパソコン内部で時刻同期し、その時の座標と水深を高精度に記録します。
受信機によりますが、データの記録間隔は0.1~60秒くらいです。
RTKのGPSを用いている場合には、潮位補正を自動的に行うことができます。※DGPSでは自動潮位補正は行えません。
RTK-GPSでは、移動局がFIXの状態であるならば、高さ精度が数センチなので、その高さを基に自動潮位補正を行うことができます。
計測後の潮位計算が必要ありません。(RTK-GPSの場合のみ)T.P.であろうと、
D.L.であろうと求めたい基準面(0メートルなど)からの地盤高をリアルタイムで計測します。
※ネットワーク型RTK-GPSでも求めたい基準面で自動潮位補正可能
R測深機の記録紙に自動カット線。測深機により、測線計測時に設定した距離で自動的に記録紙にカット線を入れる事ができます(手動カットも可能)。 画面を見ながら測線誘導するだけで計測が済みます。 ※自動カット可能な測深機はお問い合わせください。
測線計測・逆打ち計測時、音声で誘導。 測線計測では、左右のズレ量、終点までの距離を音声案内します。逆打ち計測では、目標点の方向、距離を音声案内します。 ※パソコンのスペックにより、障害が起きる場合があります。その場合には音声誘導の使用を控えてください。
BMP※1、DXF※2、海岸線データ※3を背景に表示。線分のXY座標の入力などで、簡単な見取り図を作成することもできます。
※1:データ中の座標が2カ所わかっている必要があります。
※2:R12~14のみ読み込み可能ですが、一部読み込めない場合もあります。
※3:日本水路協会のものですが、現在は販売されておりません。
DGPS(海上保安庁ビーコン局補正波利用)時に使用。
各現場で既知の点にDGPS受信機を設置し、キャリブレーションを行います。
その時の補正量を自動的に計測時のオフセット値として、反映し、その際のシフト量観測簿もプリントアウトできます。
わかりやすい計測画面。誘導画面、現在座標、現在水深値、衛星情報などが表示されます。
※衛星情報は、使用する受信機によって表示できない場合があります。
計測中・計測後に断面図を確認することが可能。
北緯東経←→公共座標←→ローカル座標の相互変換、ローカル変換パラメータの計算、画面表示の変更(拡大縮小、座標切替、背景色変更、GPS位置の中央表示、など。)
GPS深浅測量システムを取り付ける作業船です。取り付けに問題がないか確認します。
GPS受信アンテナ・GPS本体・無線機などを組み合わせ、基準となる基地局を設置し、移動局側にデータを無線で送信します。
GPS衛星を受信するために、周りに障害物(マルチパス)などがない開けた場所にアンテナを固定します。この設置では運転室の上のポールにアンテナを固定しました。
船の左右どちらかに音響測深器を設置します。
船内にシステム用のパソコン、GPS受信機、無線機を設置します。
船内に設置したパソコンの右下の画面にGPSのFIX(フィックス)が表示され、十分に衛星を受信していることを確認します。
今回は時速3キロ(人が歩くスピードぐらい)ほどで1秒間に5~10のデータを取得する設定で測定を行いました。
GPS | ||
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型式 | GS10 |
DSM232J(DGPS) |
水平位置精度 | 水平精度: 8 mm + 0.5 ppm 高さ精度: 15 mm + 0.5 ppm |
1m以下 |
電源 | 3.2 W, 270 mA |
9~28VDC、350mA |
アンテナ | AS10 |
DGPSアンテナ |
アンテナサイズ | φ15.5×14㎝ |
|
アンテナ重量 | 0.44㎏ |
0.55㎏ |
受信信号 | L1, L2, L5 GLONASS |
1:L1、ビーコン 2:L1、SBAS(WAAS、EGNOS、MSAS) |
受信チャンネル | 120ch |
1:12+2ch 2:11+1ch |
補正データ | Leica独自フォーマット(Leica, Leica 4G), CMR, CMR+ |
RTCM、 SBAS、 海上保安庁ビーコン(入力) |
出力データ | NMEA 0183 V 4.00 |
NMEA他 |
出力データ間隔 | 最大 20Hz |
1、2、5、10Hz(0.1~1秒) |
本体動作環境 | -30 to +60° C(防水、防塵) |
-30~+65℃(防水、防塵) |
アンテナ動作環境 | -40°C~ +70°C(防水、防塵、耐衝撃) |
-30~+65℃(防水、防塵、耐衝撃) |
寸法 | 200 x 102 x 45 mm |
14.8×5.6×21.6㎝ |
重量 | 0.56g(バッテリー110 gを除く) |
0.96㎏ |
音響測深機 | ||||
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型番 | TDM-BⅢ |
TDM-BⅡ-F |
TDM-9000B |
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測定範囲 | 0.65m~100m |
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1m~(デジタル時) |
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測定精度 | ±3cm±水深×1/1000 |
±2㎝±水深×1/1000 |
±2㎝±水深×1/1 |
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記録縮尺 | 1/50、1/100、1/200、1/500 |
1/100 1/200 |
1/50※1、1/100、1/2 |
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記録紙 | 感熱紙ロール |
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記録紙長、幅 | 25m、112㎜ |
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紙送り速度 | 6~480mm/分可変 |
標準60mm/分(15~360mm/分可変) |
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送受信周波数 | 200KHz |
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送受波器指向角 | 半減全角約6° |
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外部出力 | RS-232C |
RS-232C(専用ケーブル) |
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電源 | 100VAC、DC12V |
100VAC、12VDC |
100VAC |
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寸法 | 391(W)×257(H)×147(D)mm |
363×256×120㎜ |
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重量 | 9.8kg |
7kg |
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動作環境 | ||||
OS | Windows 98/2000/ME/XP |
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CPU | PentiumIII 500MHz 以上 |
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メモリー | 128MB以上(2000、XPの場合は 256MB 以上) |
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シリアルポート | 2ポート(RS-232Cポート) |
※1:1/50はオプション
標準構成品 | 舷側金具 |
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リモートマーカー |
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充電器 |
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外部バッテリーコード |
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六角レンチ |
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予備記録紙 |
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収納ケース |
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送受波器 |
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送受波器収納袋 |
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チェックバー |
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取扱説明書 |
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ソフトウェア |
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オプション品 | データ転送ケーブル(RS-232C) |
音響測深機
GPSアンテナ
データリンク送受信機
※使用機器は変更になる場合がございます。