最大8カ所の騒音・振動・低周波音を集中管理し、近隣の生活環境を守る

騒音や振動や低周波音を複数箇所で自動測定し、測定結果を集中管理するシステムです。 測定したデータは管理場所まで伝送するのでパソコンでリアルタイムに管理できます。 計測器は、騒音計、振動計を合わせて最大8台まで接続できます。

の概要

低周波音の影響が懸念される場合には、低周波音レベル計(G特性)のデータを取り入れることも可能です。

例えば、騒音計だけを8カ所や、騒音計を4ケ所、振動計4ケ所のような設定が可能です。
騒音計や振動計のデータをパソコンに取り込み、Leq、L5、L10、L50、L90、L95、LMax、LMinの演算を自動で行い、結果を記録します(10分演算値です)。

の特長
  • タイマー設定により任意時間の測定が行えます(タイマーは2セット使用可能)。
  • 騒音、振動、低周波音ともにあらかじめ指定した規制値を越えた場合にパトランプを動作させることができます。作業者の方への注意喚起、事務所での異常把握に最適です。
  • 警報メールの発信ができます(オプション)。
  • 管理室から現場まで有線接続が不可能な場合は、ネットワークによる遠隔監視が可能です(オプション)。※
  • 現場でのデータ表示器が接続可能です。現在の騒音や振動や低周波音を表示することで、近隣の方へのPRになります。現場により、後述の高輝度バージョン表示器が選択できます。
  • 現場状況によるさまざまなカスタマイズが可能です。

※現場状況によりできない場合もあります。

の用途
  • 特定建設作業にともなう工事における騒音・振動・低周波音の基準値の管理・監視。
  • 一定以上の振動で停止する機器のある場所での工事。例えば、精密加工工場や変電所の周辺での工事。
  • 近隣の方からの騒音または振動に対する苦情への対応。
  • 振動の影響で歪みが生じる可能性のある構造物付近での工事。

高輝度表示器

近隣の住民の方向けに、夏の日差しが強い日でも鮮明に見える高輝度バージョン表示機の設置が可能です。

ソフトウェア

計測を行っていないときには画面にスタンバイの文字が表示され、計測を行っているときには計測中と表示されます。

表示項目 説明
設置場所 センサー設置場所名が表示されます
種別 センサーの測定種別が表示されます
機種 センサーの機種名が表示されます
計測値 現在の計測値を1秒間隔で表示します
計測終了 計測を終了します

グラフと帳票の2種類の印刷

データの印刷に、一覧表とグラフの2種類で用途にあわせて印刷することが可能です。 集計時間帯を3種類に設定でき、例えば、昼間、夜間、作業中のように集計を行うことができます。 表示・印刷専用ソフトでは、月次集計データの作成・印刷が行えます

動画

騒音振動表示装置のデモをご覧いただけます。

の仕様

データ通信・AD変換ユニット
データ入力 0~20mA
入力ch数 最大8ch
データ分解能 12ビット
サンプリングレート 約100ms(理論値は98.47ms)
変換精度 ±3LSB
データ電送距離 2km
警報装置
データ入力 RS-232C
警報接点数 最大8点
接点容量 125VAC 3A、30VDC 3A
信号変換器(電圧→電流変換)※4
基準精度 ±0.1%
温度係数 ±0.015%/℃
応答時間 約25ms(0→90%)
電圧変動の影響 ±0.1%/許容電圧範囲(100V±10%)
データ電送ケーブル
種類 ツイストペアケーブル(シールド付き)撚り線
芯数 1ペア(2芯)/ch
断面積 1.25sq(推奨)
動作環境
OS Windows 98/2000/XP
CPU 200MHz程度以上(Windows98の場合)
メモリー 64MB程度以上(OSに依存)
データ容量 約22KB/日(ch数、測定時間などにより変動)
空き容量 500MB程度以上推奨
シリアルポート 1ポート以上必要(RS-232Cポート)※3
プリンター BJC-80V標準(Windowsで使用可能な機種)※4

※1:データ伝送距離は目安です。ケーブル材質や周辺状況などの外的要因によって変わります(長距離になるほど誤差が大きくなる可能性が高くなります)。
※2:騒音計・振動計の出力が電圧出力の場合に必要になります。
※3:警報装置使用時は2ポート以上必要。
※4:プリンターによっては正常に印刷を行わない場合がございます。

の構成機器

標準構成品 騒音計
振動計
測定器収納ボックス
パソコン
データ印刷用プリンター
システムボックス
取扱説明書
ソフトウェア
オプション品 警報ユニット
表示装置
低周波音レベル計

使用機器


  • 積分型普通騒音計


  • 振動レベル計


  • 騒音振動表示装置


  • 低周波音レベル計

※使用機器は変更になる場合がございます。

システム構成図

※遠隔パトランプ警報・メール警報は別途通信が必要となります。