VRS(ネットワーク型RTK-GPSサービス)システム


測量分野でのネットワーク型GPSのメリット
ネットワーク型RTKデータサービス
- 特長1. 固定点の設置・管理不要
- 従来のRTK-GPS測量では、固定点の選定や踏査が必要になり、その維持管理にも大きな労力を費やしましたが、ネットワーク型RTK-GPSの場合、電子基準点をベースとした補正情報等を利用しますので基準局に関する作業が全て不要になります。
- 特長2. 1人1台の観測を実現
- ネットワーク型RTK-GPSは移動局のみの観測になる為、1人1台の観測が可能になり、大幅なコスト削減が図れます。当日の現場状況によって作業スケジュールを変更する等、ネットワーク型RTK-GPSならではの、自由な段取りで真の効率化を実現します。
50%以上の大幅コストダウンを実現! 人員2人、受信機2台が1人、1台の作業環境に!
主な用途
- 基準点測量
- 地形測量
- 路線/縦横断・河川/深浅・用地/境界
- 基礎測量/一筆地測量
- 杭打ち
- 航空測量
ネットワーク型RTKの測位結果
JENOBA方式で配信される仮想基準点補正データは、常に最寄りの電子基準点3点の成果に合致します。これにより、新点上で10エポック観測(単点観測)のみであっても電子基準点3点を利用した網平均計算結果と同等の観測結果となります。
ネットワーク型スタティックデータサービス(VRSスタティック)
- 特長1. 基準点の設置・観測が不要
- VRSスタティックの利用により基準点の踏査や観測作業が不要となります。作業量が大幅に削減、作業効率のアップに繋がります。
- 特長2. 1周波受信機も利用可能
- 新点の観測には1周波の受信機も使用できますので、保有機材を有効に活用いただけます。
- 特長3. ネットワーク型RTK-GPS測量の補完
- ネットワーク型RTKGPSが不向きな場所(通信圏外地域等)では、その補完にVRSスタティック測位が有効です。短縮スタティックによる解析処理で十分な精度が確保できます。
50%以上の大幅作業効率UP! VRSスタティックサービスの利用で既知点の観測が不要に!
主な用途
- 基準点測量
- 地形測量・標定点測量
- 路線/縦横断・河川/深浅・用地/境界
- 基礎測量/一筆地測量
- 杭打ち
- 航空測量・GPS/IMU・POS/LV
- 地すべり監視等
※国土地理院への申請手続き(17条申請等)により公共測量での利用も可能です。
VRSスタティックの測位結果
JENOBA方式で生成される任意に指定した仮想基準点位置のVRSスタティックデータは最寄りの電子基準点3点の成果に合致しますので仮想基準点1点からの単基線解析でも、電子基準点3点による網平均計算結果と同等の観測結果となります。また、データ取得間隔1秒より選択できるため、短時間観測の短縮スタティックやキネマティックの与点データとしてもご利用いただけます。