NETISや建設ICTを活用した技術提案で総合評価対策に
基礎編では土木や建築の現場にて利用されるケースが多い事例を以下に記します。
1-Ⅰではレーザーバリアシステムを地面に対して垂直に張った例、 1-Ⅱではレーザーバリアシステムを地面に対して平行に張った例を図を用いて説明させていただきます。
その際に上部構造物に対して重機のブーム等がぶつかるのを事前に防ぎます。
上図のように現場の施工エリア内と隣接している道路の間にレーザーバリアを鉛直方向に張ることでクレーンのブームが道路へ越境した際に回転灯を通してオペレーター室へと連携する事が出来ます。
このシステムを導入することによって現場外との接触事故の防止を事前に防ぐことに繋がると共に近隣住民に安全対策のPRにも繋がります。
上図のように上部構造物がある場所だとブームが現在どこにあるのかがオペレーター室からは把握しづらいです。 なので、予め上部構造物の数メートル手前に水平にバリアを張る事で重機の接触を防止するとともに既設構造物の損傷を防ぐことに繋がります。
応用編では基礎編で説明させていただきました地面に対して垂直、平行に張った例から発展させレーザーバリアシステム本体に+αのシステムを付加させたり、複数台利用することにより1台では出来なかった事を実現化させる例を図を用いて説明させていただきます。
上図の順路での作業員の出入りがあり、作業員が入場する際は解除スイッチを押す事により任意の時間レーザーバリアのセンサーの動作を止めることができるようになっています。
スイッチの存在を知らない関係者以外の方が解除スイッチを押さずに入場すると、レーザーバリアが検知し、WEBカメラから検知があったタイミングの写真付きメール警報が発信され関係者へ通達します。
既設道路横にて床板を乗せる際高い位置からの誘導を行うと既設道路を走る一般車両の目に入ってしまうので低い位置での誘導が必要となっており、第1ラインと第2ラインの間の空間内で作業を行うよう設計しました。
誘導者が第1ラインが検知しており、第2ラインが検知していないエリアをパトライトの目視により確認し、その高さを維持した状態で床板の誘導を行う方法をとりました。